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アロマセラピー③ 更年期のアロマの活用

更年期の症状は、月経周期が徐々に不規則になりエストロゲンとプロゲステロンの分泌が徐々に減り始め、10年前後の期間を要しながら変化していきます。エストロゲンは、私たち女性の体型、髪や肌のハリやツヤ、骨密度、筋肉の維持や免疫強化、子宮の働きを活発にさせ、自律神経の安定など大切な役割を担っています。そのため、これらが変化したりするだけでなく、肌のかゆみや乾燥、高血圧、関節などの痛みやこわばり、めまいや不眠、集中力が落ちたりイライラが続いたり、腰痛や寝汗、不安、膣の乾燥による性交痛、性欲の低下など、さまざまな不調和が生じてきます。


更年期に生じる不調和には、個々によって程度や自覚する不調和の強弱がありますが、治療以外、もしくは治療と共に行うことができる方法として、まず必ず迎える閉経のこの更年期に対して、丁寧に「自分の心と身体」に向き合う準備を行うこと、またすでに更年期の不調和を感じている方も、「自分の心と身体」に向き合うことが大切な要素となります。


特にメンタル面でのイライラや感情をコントロールできずに涙が出てくる時間が多くなったりなど、不調和の感覚と共に忙しさや抑圧、混乱などが重なってしまうことで、よりその症状を重く感じたり、辛く感じている方も少なくありません。


そういった時ほど、実は忘れていることがあります。それは、「呼吸を整えること」です。

さらに精油の香りを嗅ぐということで、呼吸を自然と行うことができます。


普段から呼吸をしていると思っていても、それは極端に浅く短く、そして姿勢の悪さが伴って十分に呼吸として肺に吸気を送ることができていない可能性が高いのです。

また、十分に吸気が取り込めていないことが日常となると、循環など血流の低下や浮腫の原因となり、免疫や消化、筋肉の動きなどさまざまな身体のバランスを崩す原因となります。


ぜひ今、すぐに挑戦してみてください。

真っ直ぐ背筋を伸ばして鼻からゆっくりと息を吸って、口からゆっくり吐くということを、背中を丸めて同じことを行うと、背中を丸めていると肺に吸気が入らない、全く呼吸がスムーズにできない感覚になり、姿勢の大切さもすぐに実感することができると思います。


また、呼吸は自律神経をコントロールできる唯一の方法として知られており、すでにさまざまなケアとして活用されていますが、日常生活の中で「香りを嗅ぐ=呼吸を意識する」ということが、普段呼吸を意識することを忘れている私たちの呼吸を取り戻すだけでなく、鼻から脳への精油の香りの働きを期待できる、一石二鳥のケア方法となります。





香りを呼吸と共に感じることができる場面と使用方法

  • 入浴時(お風呂に10滴前後の精油を垂らしてゆっくりと香りを楽しむ)

  • シャワー時(床に5滴前後垂らしてすぐにシャワーをあて、蒸気と共に香りを楽しむ)

  • マッサージケア(植物油とともに精油を混ぜてボディやフェイシャル、髪のケアなど)

  • スプレー(ルームスプレーやピロースプレーとして活用)


更年期に活用をおすすめできる精油


・Orange sweet (Citrus sinensis) 

 オレンジスイート

・Lemon(Citrus limonum) 

 レモン

・Eucalyptus Narrow Leaf(Eucalyptus radiata) 

 ユーカリナローリーフ

・Spearmint (Mentha viridis) 

 スペアミント

・Laurel (Laurus nobilis) 

 ローレル

・Lavender (Lavandula angustifolia) 

 ラベンダー

・Rose otto (Rosa damascena) 

 ローズオットー

・Jasmin sambac(Jasminum sambac) 

 ジャスミンサンバック

・Neroli (Citrus aurantium var.amara) 

 ネロリ

・Clary Sage (Salvia sclarea) 

 クラリセージ

・Fragonia (Agonis fragranse) 

 フラゴニア

・Patchouli (Pogostemon cablin) 

 パチューリ

・Vetiver ( Vetiveria zizanioides) 

 ベティバー


  • 精油は必ず学名が書かれているものをご使用ください。

  • 個々によって香りを感じる感覚が異なりますので、心地よさを感じない香りは絶対に無理して使用しないでください。

  • 精油はブレンドして使用することができますので、単品で特徴がある精油の香りでも、ブレンド(料理)することで全く違う香りへと変化しますので、ブレンドができるアロマセラピストにお気軽にご相談ください。

  • 下記の他にも心地よく感じる精油の香りがある場合には、優先的にその使用をお勧めします。使用に際して注意事項などが気になる場合には、専門のアロマセラピストにご相談ください。



執筆者:アネルズ あづさ


医学博士

株式会社

Blue ink代表取締役

グローバルオーガニックフォーミュレーター

プロフェッショナルアロマセラピスト

日本産科婦人科学会会員

日本女性心身医学会会員


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