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ほてりと寝汗

ほてりと寝汗は、更年期の代表的な症状であり、血管運動神経症状(VMS)として知られています。その症状の程度や頻度、期間には個人差があり、人によっては昼夜問わず起こるため、時には睡眠の妨げとなることもあります。


ほてりや発汗中に、めまい、動悸、赤面を自覚することもあるでしょう。顔面紅潮や発汗は突如として起こる場合もありますが、恥ずかしさや緊張、室温変化、ストレス、アルコール、カフェイン、温かい飲み物などに刺激されて起こる場合もあります。


ほてりや寝汗を経験する割合と傾向

  • イギリスの報告では、女性の約 4 分の 3 は、閉経移行期および閉経期を経て、のぼせや寝汗を経験します。また、その内、約半数が重度の症状を経験します

  • 血管運動神経症状は閉経周辺期から閉経を経て閉経後まで続く可能性があり、症状は平均で約10年間続くと言われています



ほてりの原因


血管運動神経症状(VMS)は広く知られていますが、まだ十分に解明されていません。更年期や閉経の始まりに起こるエストロゲンの急激な変動が症状の引き金になると考えられています。その結果、脳の視床下部にある体温調節中枢機能が正常に機能せず、周囲のちょっとした環境の変化で極端な反応を起こすようになります。一方で、血管運動神経症状の発症は、エストロゲンだけが要因ではありません。セロトニンやノルアドレナリンなどの神経伝達物質も関与していると考えられています。


ホットフラッシュの治療方法

  • ホルモン補充療法(HRT)

血管運動神経症状の改善に最も効果的な治療法とされています。

  • 漢方薬

三大漢方婦人薬と呼ばれる加味逍遙散、桂枝茯苓丸、当帰芍薬散が、HRTと合わせて処方される場合もあります。

  • 認知行動療法(CBT)

認知行動療法は、のぼせや寝汗の症状改善に効果的であるという報告があります。ほてりが始まるとすぐに否定的な考えが浮かび、それがストレスとなり、ほてりをさらに悪化させるとも言われています。認知行動療法は、思考の悪循環に陥らないよう、その否定的な考えを修正することで、身体的症状の改善を図る有効な治療法です。

  • サプリメント

植物性エストロゲンを由来とするエクオールなどのサプリメントは、その有効性が確認されています。一方で、乳がんやその他のホルモン依存性腫瘍を患った女性にはお勧めできません。



1. Bastian LA, Smith CM, Nanda K. Is this woman perimenopausal? JAMA. 2003 Feb

2. Gartoulla P, Worsley R, Bell RJ, Davis SR. Moderate to severe vasomotor and sexual symptoms remain problematic for women aged 60 to 65 years. Menopause. 2015 Jul 監修者:江藤亜矢子(日本更年期と加齢のヘルスケア学会 理事)



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